ネズミの浮気と憎悪
ブレ―リーハタネズミに関する面白い実験がある。
ブレ―リーハタネズミは、生涯一夫一婦制を守る動物である。
実験によると、
オキシトシンが少ない種族が浮気をする一方、オキシトシンが高すぎると仲間以外を敵とみなして攻撃することがあるらしい。
愛することは、社会性に強烈な影響を与えることが分かっている。
オキシトシンという物質がある。
オキシトシンには、3つの機能がある。
- 脳の中枢ストレスの反応を抑える
- 免疫力を向上させる
- 触れあう相手との信頼や絆を深める
オキシトシンは、グルーミングや感謝の気持ちを表現することにより分泌される。
グルーミングとは、①肌の触れあい(スキンシップ)及び②心の触れあい(会話)を指す。
愛することも玉虫色である。
自分が望むように愛することが、思いも寄らない社会的影響を引き起こすことがあるかもしれないと思うと、人の愛し方はやはり難しい。。