1行目で「銃」を見せ、3行で「撃つ」

 

読み手は、書き手が書く文章に大した興味がない。

この文章の書き手である私も、同様だ。

書き手になるのであれば、3行以内で読み手を射止めなければ次はない。

 

1行目で「銃」を見せ、読み手をあっと驚かせる。気づかせる。心を(少しでも)動かす。

そして、3行以内にその「銃」で「撃つ」。

撃った獲物には、伏線を回収することにより、治療を施すのである。

 

近藤康太郎さんの三行で撃つを久しぶりに読んだ。

ブログの文章も、裁判文書も、依頼者へのメールもすべて同じ。

冒頭から、ズバッと伝える。

伏線を回収する際は、わかりやすく書く。

つまり、短く(⇔長い)、近く(⇔遠い、難解)、シンプル(⇔複雑)に。