「忙しい」を禁句に
ふと観察していると、「忙しい」との発言は、「自分は求められる人材だ」というアピールのように聞こえることがある。
クライアントや雇用主から価値を認められるような人的資本を獲得した個人は、労働市場における需要が高い一方、供給は少ない。
忙しさアピールするような行為というのは、意識的にせよ、無意識的にせよ、自分が価値ある存在であると思いたい気持ちと強固に結びついているように思う。
このような潜在意識を強烈に意識しないと、自分の達成したいことや目的とは別のベクトルを向いていってしまうことが往々にしてあるように思う。
潜在意識と向き合い、意識的に忙しいと発言しないでも済むような仕組みを構築する必要がある。
「忙」という字は、心を亡くすと書く。自分の心を大切にするために、自らあらゆる仕組みを作らないといけない。