人が笑うのは構図がズレたとき

 

「構図」とは、その人が持っている世界観、考え方、感性のようなもの。

人は、構図のズレが生じたときに笑う。つまり、自らの構図からズレたものを見たり経験した時、人は笑うのだ。

 

もっとも、この原則には例外がある。

 

一つは、空笑。

本人は少しも笑っているとは思っていないにもかかわらず、他人には顔が笑っているように見える場合だ。

 

もう一つは、作り上げた構図(≒知恵)を放棄した場合。

私たちは、親しい友達や恋人といると、構図のズレが生じなかったとしても、笑うことがある。

価値観の同一性を認識すると、安心感が生まれ、人は構図を放棄する状態になる。そのような状態になると、人は、普段、ズレないものがズレ笑う。

 

構図がズレずして笑うとき、私たちは、安心感を抱いているのであろう。

安心感があると、人はなんとなく笑うことができる。